イソビル進捗状況

今日からりんちゃん(生産3年)が加わりました!

昨日の続きで作品を選定してます。

昨日と同じような写真ですが。。。


初めて作品をみたりんちゃんから、
「作品の感想や模写が出来たらいい」
という意見や、

磯村先生から
「みんなも書いてみたらいいと思う」
という意見も頂き、

またまた「書く」という行為に対して考える時間がありました。

しかし、作品の面白さを引き出すためには
みんなに書いてもらうワークショップをやるよりは
その作品のどこが面白いのかを伝えることが重要だという結論になりました。

なぜなら作品の面白さは、
何が書いてあるか、という半紙の上だけの世界にある
だけでなく、表具(と呼ばれる半紙を飾る布や額など)や
作品が作られたストーリーにもあるからです。


例えば、私の場合、
「風花」と書かれた掛け軸があったのですが、
風花という文字よりも、表具(特に軸の部分がとてもかわいいところ)や
10センチくらいまで近づくといい香りがするところに魅力を感じました。


私がこの作品を展示するなら、近づいてみてもらいたいです。
アプローチの仕方はたくさんあると思いますが、
やはり空間で解決したい。
例えば、壁に掛け軸がかかっていて、そこから1m離れた場所に柱があったら
作品を見るには、1m以上離れて観ることはできないのではないか。
その柱もfixされた柱ではなくて、上から吊るしたのれんのような半紙だったら
1m以上離れて観ることも出来るし、その時に紙に触ってもらうことも出来る。



この方法ならこの空間でやりたいと考えていたこと
・作品展示を半紙を使った空間で観て欲しい
・紙に触って欲しい
・作品の面白さを知って欲しい
・何じゃこりゃって思って欲しい
ができると考えました。



全体を意識しようとして、自分たちが伝えたい作品の良さが
あやふやになってしまうよりも
一つ一つの作品の伝えたい部分が十分伝わる空間を考えてから
それをパッチワークのように全体を構成していくようにしたら
先が見えてきました。


19日は、自分が魅力的に思う作品の魅力を見てもらえるための
空間をそれぞれが考えてきて、
展示する作品と展示方法、展示場所について
決めていきます。

時間が迫ってきて焦り始めていますが、
何をどの順序で考えなければいけないか
(みんなに観て欲しいと思う作品を選ぶ→魅力を伝える空間をつくる→
全体の構成を考える→調整)
見えてきたので、頑張りたいと思います!